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えんぶり

2013年04月10日
青森県八戸市とその周辺に伝わる八戸を代表する民俗芸能で、東北地方に広く伝わる田植踊の一つ。豊作を祈願するための舞である。「えんぶり」とは、田の代(しろ)をならす用具の「えぶり」がなまったものだとされる。
現在、八戸市で約30組ほどのえんぶり組と呼ばれる団体が活動しており、毎年2月に行われる「八戸えんぶり」の際、市内各地で演舞される他、その他地域の祭等でも奉納されている。


2013年5月11日おがみ神社神楽際の折「内丸えんぶり組」により奉納されたえんぶり

舞は、稲作(種まきや田植えなど)の動作を表現したものと言われる。黒い衣装をまとい、農具を表すと言う棒を手に持ち、藁のツマゴをはいて舞う。舞手(太夫)が「馬の頭」をかたどったという烏帽子を被り、その烏帽子を大きく振る動きが特徴的である。 摺りはじめ・中の摺り・摺り納めという演目が儀礼的な舞として舞われるが、その他に祝福芸(大黒舞や恵比寿舞など)が間に舞われる。

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