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秋保の田植踊り

2013年04月13日
湯元の田植踊:仙台市太白区秋保町湯元
長袋の田植踊:仙台市太白区秋保町長袋
馬場の田植踊:仙台市太白区秋保町馬場


年のはじめに豊作を祈って田の神に呪いをするという田遊び神事が東北各地にあった。田植踊はその中の早乙女の舞が華やかに風流化したものである。宮城県にも、もともとは各集落毎に田植踊があったと言い、小正月のころ各戸を踊り歩いたり、村々で招待しあったり、また城下に繰り出したりと村をあげてのお祭りであったらしい。
秋保の田植踊りは仙台市の秋保に落ちのびた平家の落人たちが昔日を慕って始めたものと伝えられている。長袋地区の太鼓に元禄2年との記載があることから、そのころには田植踊が踊られていたと思われる。弥十郎が、早乙女たちを監督しながらおだて励まし、めでたい口上を述べる。花笠に長振袖を着た早乙女たちが、踊り毎に持物を変えて華やかに踊る。もとの構成は大規模なもので総勢50人、多い時には100人を越えたという。
かつては、境野・石神・国久・並木・野中・賀沢等の秋保各集落に田植踊りがあったという。現在は湯元・長袋・馬場の田植踊が活発に活動しており、3つの田植え踊りを総称して「秋保の田植踊り」と呼んでいる。(なお、秋保五ケ村の一つであった新川でも田植踊が伝わるが、現在は「新川の田植踊り」と呼び秋保のそれとは区別されている。)現在の構成は、早乙女8人~20人・・弥十郎2人その他太鼓・笛等の囃子方が数名である。
現在はゴールデンウィークのころに舞われている。

早乙女:田に稲を植える女性役 踊手
弥十郎:田主役 踊り手・口上や演目名を述べる


   
2013年4月13日 仙台宮城デスティネーションキャンペーン 伊達な杜舞台
秋保田植踊(湯元の田植踊)



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