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芋沢の田植踊

2014年10月23日


 昭和35年4月23日付で宮城県指定無形民俗文化財となる。芋沢は広瀬川の対岸で支流芋沢川流域に位置する。
対岸の地区より地味も豊饒で早くから開拓され、中世には国分氏の要地であったことがうかがえる。
 この田植踊は昔、京都御所において催され、永正年中、伊達家13世尚宗公が後柏原天皇の勅裁を得て、年々金子壱両、白米壱石を下賜し城中で躍らせていたもので、仙台築城後、政宗公が城内で踊らせてきたという。のちに吉村公の許しを得て寛延2年(1749)1月に国分芋沢要害でも踊り始めたという。
 踊り手は昔から、女装した男子が踊ることになっていたが、現在でもそのまま男子が早乙女を踊っている。

 時期:旧2月19日、旧9月19日
 所在地:仙台市芋沢字明神六ノ五


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