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榊流永代神楽

2015年04月09日

 大亀に伝わるこの榊流永代神楽は、旧岩切村(現仙台市)青麻神社の榊流神楽が伝移されたものである。
 青麻神社に伝わったのは、文化四年(一八〇九年)十一月青麻神社三十二代神主鈴木対馬保義が、京都において神祇官統領白河神祇社伯王殿下よりの直伝にて免許されたものと伝えられる。「一座二節の所作にて濫觴舞と曲舞である。調節を尊び姿態を重んじ、乱舞に流れず笑曲に失せず、荘重と中庸とを保存するものである」と古文書に記されている。
 この神楽は、直垂れをつけ烏帽子を被り、あるいは白鉢をし、刀を佩び装束を採り、もしくは鈴を鳴らし、太鼓と笛の音に合わせて総て動作をもって表現し、神歌や詞章を用いない黙劇の神楽で、出雲流岩戸神楽の系統に属するものである。

 構成は、大太鼓一名、鼓太鼓一名、笛二名、舞手四名、蛇頭二名の計十名ほど。

 曲目は、御子舞、奉弊舞、鉾舞、剣舞、神招舞、小弓舞、釣舞、千歳舞、追儺舞、種蒔舞、諏訪舞、肥ノ川上舞、梅津宮舞、岩戸開舞。

時期
 四月第三日曜日、大亀神社例祭

所在地
 黒川郡富谷町大亀字和合田

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