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中新田の虎舞

2015年06月04日

 本町に伝わる火伏の虎舞は、古老の言い伝えによると、今から約600年前大崎義隆公が三河の国から奥州探題として中新田に城を築き、城内に八幡神社と稲荷明神を祠り、毎年初午の日に稲荷明神の祭礼が行なわれていた。中新田の町は往時から大火に見舞われることがしばしばであった。したがって当時の人々がこの禍を除き火難から逃れようと念願したであろうことが推測される。
 主が、場の文言にある「雲は竜に従い、風は虎に従う」の故事にならって稲荷神社の初午祭りに虎舞いを奉納し、虎の威をかりて風を鎮め火状せを祈念したのがこの虎舞の起源だといわれている。この火伏の虎舞は現在町消防団の手によってうけつがれている。

<時期>
 4月29日中新田火防祭

<所在地>
 加美郡町新田町

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